楽待【実践大家コラム】#12 不動産投資と野球の共通点とは?その2

野球とビールとパイ○ツがあれば生きていける自信がある転職サラリーマン大家です。こんにちは。

そんなに思い入れは無いが、先日、漢・村田修一選手引退のニュースがありましたので、改めて野球を絡めたネタを。流し読みして頂ければ幸いです。

盛者必衰之理を顕す

本塁打王2回、ベストナイン4回、ゴールデングラブ賞3回、入団から引退まで15年連続二桁本塁打、通産360本塁打、1865安打、間違いなく一流選手の実績といえます。一流選手は大体引退時期は自ら選べると言われますが、今回は事実上の戦力外通告、そして他球団からのオファーなしとなり、自ら望む形での引退にはなりませんでした。このレベルの選手でこのような寂しい引退は、中村紀洋選手が思い出されます。盛者必衰之理を顕す、一流の人間でもいつかは衰える時期がきます。最も、一番注目を浴びていたのが入団前のドラフト時で数年後に戦力外通告でTBS放映ってな選手がほとんどですので、引退を自ら選べなかったとはいえ恵まれた方でしょう。

一方、不動産においてもチヤホヤされるのは新築のときだけで「利回り・家賃も高いし入居付けも簡単だし設備も最新で最高だね」なんて自惚れてたのもつかの間、数年後には新築プレミアム家賃もなくなり、みんなの注目も毎年入団してくる新築選手たちに。「おっ、今年はおしゃれなデザイナー物件が入団したよ」とか「怪我も少ないし、ながーく減価償却のとれる大物RCマンション君がドラ1でとれたよ」なんて毎年のようにライバル達が現れ、シーズンオフになると引退(やむなく売却)の影がちらつくこととなります。もちろん、血の滲むような努力でリフォームや清掃、客付けを行い、年俸(家賃)増額なんて一流選手もいるでしょう。あるいは戸建再生職人として確固たる地位を確立する選手もいるでしょう。また、街(球団)全体で経営努力を行った結果観客動員数(入居者数)が増加し、キャピタルゲインが得られる物件もあるかもしれません。しかしながら、すべての物件はいつかは老朽化し売却又は取り壊しの運命を迎えます。

怪我との戦い

村田選手は怪我も少なく丈夫な方だと思いますが、それでも試合を休むほどの怪我しています。

2003年 右手尺骨骨折

2009年 右足太腿裏肉離れ

2009年 左大腿二頭筋損傷

2015年 右太腿二頭筋肉離れ

2015年 右肘関節炎

実働15年で5回ほど大怪我をしていますので、3年に1回平均で怪我をするという感じです。

新築物件でも日ごろのメンテナンスを怠ると、怪我(改修)の頻度が増えますし、長年の金属疲労で大規模改修、最悪の場合は再起不能で引退(建て替え)なんてことになれば目も当てられません。野球も不動産も同じ、日ごろから体調を整えることとともに、特に足腰(土地、立地)が安定していることが選手寿命を延ばす要因となるでしょう。

引退後の人生

村田選手は松坂世代、まだ37歳です。人生の半分どころか100年時代だと人生の4割にも到達していません。諸行無常の響きあり、野球選手としての人生は終えましたが、また第二の人生が始まります。村田選手が引退後の人生をどのように考えているかは不明ですが、現役時代から引退後を意識している選手は第二の人生を充実したものにできる確率は上がると思います。ノムさんもよく「契約交渉ぐらい代理人ではなく、自分でできるようにならないと引退後に何もできなくなる。引退後の人生の方が長いんだから。」というようなことを言われていたと記憶しています(義理の息子が代理人と言うのも皮肉ですが)

初心者不動産投資家・大家も目の前の問題対策に四苦八苦し、将来のことなんてまだ考えられないなんて人も多いかもしれません(はい、私です)。しかし、不動産投資でお金を得ることはあくまで手段であり目的となってはいけません。不動産投資で得たお金そして経験を基に、将来自分がどうなりたいのかを描くことが本当に豊かな人生を送る近道なのかもしれません。

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