楽待【実践大家コラム】#15 “団信”について思うこと

そろそろ予想しますか

こんにちは、フランスのW杯優勝予想を見事に当てた転職サラリーマン大家です(単なる自慢です)。もちろんお金は賭けていません。色んなところからそろそろ甲子園の優勝予想もしてくれよというリクエストがありましたので(嘘です、全くありません)、ズバッと言っちゃいます。

個人的に応援しているだけですが、「秋田・金足農業高校」です。まあ誰が見ても大阪桐蔭が鉄板の大会ですし、金足農業は投手力A(又は特A)、その他すべてC評価というレベルですのでスポーツ各紙の優勝予想にも入ってきません。(まあ、全紙A評価の知弁和歌山はあっさり負けているのであてになりませんが)

でも過去にはほとんど投手力だけ(ちょっと言い過ぎ)で優勝したチームも少なくありません。西日本短大付高校の森尾投手とか、早実の斎藤投手とか。野球の勝敗はバッテリーで8割なんていわれますので、是非金足農業の吉田投手にはがんばって投げ抜いてもらいたい(でも怪我はしないでね)。

国民皆保険制度って恵まれてるよね

さて、昨日中国にいる友人(中国人)から久々にWECHAT(中国版LINE)でメッセージが届きました。「親が病気のため、やむなく銀行から2万元(日本円で約30万円)借りた(泣)」とのこと。細かい状況が分からなかったので「諦めるな!何か助けられることがあったら言ってくれよ。」とだけ伝えました(大金を送ってくれとか言われるとそれはそれで悩むのだが)

この件で感じたのは、やっぱ日本の国民皆保険て恵まれてるよなぁと。普通の人は自己負担3割、75歳以上は自己負担1割(年収制限有り)で保険診療が誰でも受けられます。でもこの制度も崩壊が近づいているといわれており、人口減少が医療・介護事業にインパクトを与える可能性は不動産事業より高いかもしれません。人口減少→税収減→医療・介護予算減→自己負担率増→患者減→病院経営悪化、医師・医療介護スタッフ減(偏在)→国民皆保険崩壊ということもあり得るでしょう。

ようやく団信の話です!

で、そんな状況に陥ったとしても大きなローンを組んでいる人にとっては団体信用生命保険、略して”団信”は非常にありがたい制度です。負債者が亡くなった時、あるいは特約をつけていれば癌や三大疾病になった時、ローンが完済され残された家族への負担がなくなります。私も住宅ローン、アパートローンともに団信を付けて生命保険代わりにしています。

しかし、団信は別のリスクを孕んでいるのではないかと思うのです。自殺のリスクです。気にするレベルの話ではないのかもしれませんが、団信は負債者が自殺をしても免責期間が契約後1年~3年ありますが、ローン完済が適用されます。もし今後、かぼちゃ、1法人1物件スキーム、二重契約によるローン金額のふかしなどで莫大な負債を抱え、首が回らなくなった大家が出てきたら、団信があるがゆえに自殺という選択肢を考えることが出てくるのではないでしょうか。もちろん自殺など残された家族が最も悲しむことであり、やってはいけない行為で、自己破産した方がよほどよいと通常であれば考えられますが、ぎりぎりの精神状態のときに自殺が頭によぎってしまうでしょう。せめて、住宅ローンより金利の高いアパートローンに関しては、自殺に団信は適用されないようにすべきではないでしょうか?

なんか、夏休みに重い話でスンマソン。

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