雨の日に傘を取り上げ、晴れの日に傘を貸す

W杯が佳境の中、昨日息子とプロ野球観戦に行き、野球も捨てたモンじゃないなと再確認した転職サラリーマン大家です。でも試合時間長すぎ。昨日は6試合中5試合が3時間超え、3試合が3時間半を超えています。ビールは売れるけど、子どもは飽きちゃうよね。こんにちは。

最近、融資が厳しくなったってのは事実なんでしょうけど、実際金融機関の審査基準てちゃんとしているんでしょうか?素人感覚ですと、ゴールポストを動かしながらマネーゲームをやっているような。。。まあ、金融機関全体の投融資額に対して個人規模の不動産投資への融資ってのは経営を脅かすレベルではないのかもしれませんが。

例えば、昨年までフルローン、オーバーローンを出していた人や物件に対して2割の自己資金が今は必要ですってパターン。何に対するリスクが増えたから自己資金が必要とされているのでしょうか?今までのフルローンやオーバーローンはもう貸してしまったから不良債権化するリスクが大きいことには目をつぶって、これからの分は不良債権化のリスクを小さくしましょうってことですかね。私は新参者なので過去の歴史は分かりませんが、Sルガ銀行がオーバーローンをがんがんやる代わりにリスクが高いので金利も他社より高くしますよってのは理解できるんですが、それに追随してオーバーローンに加えてSルガより金利を下げますよって営業してたら、金融機関として回収リスクがどんどん高まりまっせってな話しで。でも金融機関側の論理は全く別のところにあるんでしょうね。去年ぐらいまでは企業も内部留保などが増えて大きな借金してまで投資をしなくなって金融機関にキャッシュが余る、だったら個人でも何でも低金利でバンバン貸せるときに貸しちゃえ、景気も悪くないし。でも今は、かぼちゃの件もあって金融庁からにらまれるし今はリスクをとるのを辞めておこう、的な。

話しは少々変わりますが、私の前職の会社も大企業的な論理がありまして。好景気のときは新卒採用を増やし(人が欲しいと言って来る事業部が増えますし、予算も取りやすいですしね)、不景気のときは新卒採用を減らす。でも、新卒採用が売上に貢献してくるのって5年後や10年後以降であり、そのときに好景気である保障はないですし、飯の種となる事業も変わってきているかもしれないですし、人材のミスマッチが出てくると思うんです。ですので、基本的にはいつの時代も一定の新卒採用人数として、中途採用を増やして景気のぶれの調整枠とするのがベターだと思うんですけどね。毎年、今年は新卒採用が昨年比プラス○○とかいうニュースに違和感を感じます。

話がそれましたが、どこの金融機関も昨今は日本の高齢化等で縮む融資先、高い人件費等で特に地銀などはしきりと合併をしていますが、そもそもが「雨の日に傘を取り上げ、晴れの日に傘を貸す」みたいな横に倣えの戦略をしているとそろそろつぶれるところも出てくるんじゃないかなあと思っております。

スワローズファンは晴れでも雨でも傘さして応援してますけどね。

他行と違うブレない金融機関、出てきて欲しいですね。

半年前まではSルガ銀行の経営絶賛されてたのに(http://gendai.ismedia.jp/articles/-/53428)。かぼちゃでの不正や大家経営側からの観点を抜きにすれば、地銀経営として学ぶべき部分は多いんじゃないかなぁと思うんですが。

 

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